自分の性格や他者の性格を知ることはあらゆる戦略を立てるうえでの重要な鍵になります。
しかし人間の性格は複雑で完全に把握することは不可能です。
自分の人生を振り返れば多くの人は自分自身についてもよく分からないと思います。
そこで心理学のBIG5を使います。
- 性格の良い人と悪い人を見極める
- 戦略思考、実行の弊害となっている性格を矯正する
- 外向性
- 協調性
- 誠実性
- 神経症的傾向
- 開放性
これらはコインの白黒ではなく濃淡により測っていきます。
この5項目の組み合わせにより大まかな人物像を推し量り戦略を構築していきます。
三国志演技の中でも諸葛亮は戦略を立てる際に必ず敵の性格を分析していました。
BIG5
外向性 Extraversion
外向性は簡単に言うとどれくらい社交的かです。
人が好き、人に認められたい、新しい人との出会いを大切にしたいなど積極的に新しい人との関わりを求めていきます。
低い人は反面、一人が好きで自分の内面に目を向けている時間が長くなります。
鍛えることもできるため一人でいるのも大人数も全て好きという人もいますし、そのどちらも嫌いという人もいますがこのあたりは他の性格特性、特に神経症的傾向に依存します。
協調性 Agreeableness
一言でいうと空気を読む人です。
共感、相手への気遣い、配慮に現れます。
低すぎると周りの人のことを全く考えないですし、高すぎても周りの目ばかり気にしたり自分の意見を言いづらくなったりします。
上記の外向性と同じく一長一短です。
誠実性 Conscientiousness
約束を守る、計画を守る、嘘をつかないなど努力や信頼に直結する性格です。
上記2つの正確と違い基本的に高いほうがいいです。
低いのなら上げたほうがいいですし、誠実性の低い人は近くに置くと危険です。
信用できませんので。
誠実性が高い 外向性が低い、協調性が低い 社交的でなく周りの人の意見にも左右されないが約束は必ず守る
高すぎるとバーンアウト、柔軟性が乏しくなったりするので80点くらいが理想的だったりもします。
神経症的傾向 Neuroticism
簡単に言うとメンタルの強さです。
高いほど感情が安定しており低いといわゆるメンヘラという状態になります。
こちらが高いと冷静さを失い判断をミスったりするため一般的な人は下げたほうが良いです。
しかしこれが高いと芸術力は磨かれます。感情が不安定な人の心の中のほうが様々なものが生まれるんでしょうね。
開放性 Openness
一言でいうと好奇心の強さです。
美的感覚にも敏感になり、哲学や芸術に関心を持ち、新しいテクノロジーややり方を積極的に取り入れていきます。伝統や慣習にもとらわれなくなりこの性格特性が高い人は柔軟な思考を持っている人が多いです。
低い人は実用的なものを好み伝統や安定性を大切にします。
どんな性格が戦略に有利なのか
誠実性が高い
誠実性はなるべく高いほうが良いです。
当たり前の話です。
誠実性が低いと計画も立てないし実行するための取り組みも怠けてしまいます。
神経症的傾向が低い
こちらも冷静さを欠いたりするため絶対に低いほうがいいです。
感情が安定してないと決定がブレます。
誠実性を高くして神経症的傾向を低くするのが最も大切
どうすれば高くできるのか
BIG5の高め方はいずれ作成します。
要望が多ければすぐに作ります。
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